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ずっと傍に……
第15章 新しい生活
私は芸能人の記者会見のように左手の甲を2人に見せた。
「二十歳の誕生日に貰ったの…まだ先だけど、結婚しようって言ってくれた」
「うそっ??」
「マジっ???」
結婚という言葉に、一際大きく反応するふたりにコクリと頷いた。
「「おめでとう!!」」
自分の事のように喜んでくれて、見せて見せてとせがまれて手を差し出す、といろんな角度でその光を堪能する。
「桜木ってどんな風に言ってくれたわけ??想像できないんだけど」
その言葉にお祝いをした店での出来事を話すと、キャーキャー言いながら私の話を聞いていた。
「まったくイメージできない。というか、まだあの格好に馴染めないんだよね。喋り方は同じなのにまったくの別人…」
「見た目はそうだよね。でも基本中身は変わらないんじゃないかな?付き合う前から優しかったし」
「それは陽葵相手だからだよ。今思えばさ、陽葵以外には冷たかったよ。」
昔を思い出しながら咲は口にする。
「二十歳の誕生日に貰ったの…まだ先だけど、結婚しようって言ってくれた」
「うそっ??」
「マジっ???」
結婚という言葉に、一際大きく反応するふたりにコクリと頷いた。
「「おめでとう!!」」
自分の事のように喜んでくれて、見せて見せてとせがまれて手を差し出す、といろんな角度でその光を堪能する。
「桜木ってどんな風に言ってくれたわけ??想像できないんだけど」
その言葉にお祝いをした店での出来事を話すと、キャーキャー言いながら私の話を聞いていた。
「まったくイメージできない。というか、まだあの格好に馴染めないんだよね。喋り方は同じなのにまったくの別人…」
「見た目はそうだよね。でも基本中身は変わらないんじゃないかな?付き合う前から優しかったし」
「それは陽葵相手だからだよ。今思えばさ、陽葵以外には冷たかったよ。」
昔を思い出しながら咲は口にする。