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ずっと傍に……
第15章 新しい生活
背中を押されてソファーに座ると、咲が前屈みになって小さい声で聞いてきた。
「ね~…桜木っていつもあんな感じなの?」
「んっ?料理?」
「そうそう」
「いつもは私が作ってるけど、時間がある時とかは作ってくれるかな?だって私より上手だもん」
「それってさ…やりづらくない?」
「全然!!私が作ったものは美味しいって食べてくれる…それにママにね。レシピノート作ってもらったの。だからどうにかね」
ふ~ん…と千佳は友紀也を見ながら不思議に眺めていた。
「陽葵。そろそろできあがりますから皿とお箸だしてください。それと千佳さんと咲さんは飲み物、何がいいですか?」
好きな物を言っていいのか迷っている私は何も言わずにビールを出して持って行った。
「ふたりともビールでしょう?私は梅酒」
友紀也がお鍋を運んで私の横に座った。
まだどこか緊張しているみたいで、プルトップを開けるのに手間をかけながら、4人で乾杯をする。
チビチビ飲む私に比べて、千佳と咲はゴクゴクとビールを喉に流し込み、少しアルコールも入りいつものふたりに戻って行く。
「ね~…桜木っていつもあんな感じなの?」
「んっ?料理?」
「そうそう」
「いつもは私が作ってるけど、時間がある時とかは作ってくれるかな?だって私より上手だもん」
「それってさ…やりづらくない?」
「全然!!私が作ったものは美味しいって食べてくれる…それにママにね。レシピノート作ってもらったの。だからどうにかね」
ふ~ん…と千佳は友紀也を見ながら不思議に眺めていた。
「陽葵。そろそろできあがりますから皿とお箸だしてください。それと千佳さんと咲さんは飲み物、何がいいですか?」
好きな物を言っていいのか迷っている私は何も言わずにビールを出して持って行った。
「ふたりともビールでしょう?私は梅酒」
友紀也がお鍋を運んで私の横に座った。
まだどこか緊張しているみたいで、プルトップを開けるのに手間をかけながら、4人で乾杯をする。
チビチビ飲む私に比べて、千佳と咲はゴクゴクとビールを喉に流し込み、少しアルコールも入りいつものふたりに戻って行く。