この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第3章 新しい恋…
どんなに話しても話が尽きることはない。
後から後から話は続き、内容もコロコロと変わる。
大抵は千佳と咲が盛り上がり、私が聞き役になる事がほとんどだ。
だから、さっきみたいに私が中心になると居心地が悪い。
特にエッチの話になると逃げだしたくなる。
今も、目の前では2人がドラマの事で盛り上がっている。
ドラマをあまり見ない私は会話に入れないけど、楽しそうに笑っているふたりを見ているだけで楽しい。
「あっ…」
遠くに先生がいるのを見つけた。
先生は美術の村上先生と楽しそうに話している。
その姿を見て、ズキリと心が痛む。
私に向けていた笑顔を今では他の人に向ける…
自分から距離を置いたのに、違う人に微笑む姿を見てどうしようもなく心が締め付けられた。
「陽葵――。何してんの?行くよ――」
いつの間にか足が止まっていた私を千佳が大きな声で呼んだ。
その声に先生は千佳の方を振り向き、千佳の視線の先にいる私に視線を向けた。
久し振りに絡まる視線に鼓動が早くなる。
「っせん―――」
「陽葵―――!!何やってんの?」
先生を呼ぶ私の声と千佳の言葉が重なり、私の言葉は先生には届かなかった。
後から後から話は続き、内容もコロコロと変わる。
大抵は千佳と咲が盛り上がり、私が聞き役になる事がほとんどだ。
だから、さっきみたいに私が中心になると居心地が悪い。
特にエッチの話になると逃げだしたくなる。
今も、目の前では2人がドラマの事で盛り上がっている。
ドラマをあまり見ない私は会話に入れないけど、楽しそうに笑っているふたりを見ているだけで楽しい。
「あっ…」
遠くに先生がいるのを見つけた。
先生は美術の村上先生と楽しそうに話している。
その姿を見て、ズキリと心が痛む。
私に向けていた笑顔を今では他の人に向ける…
自分から距離を置いたのに、違う人に微笑む姿を見てどうしようもなく心が締め付けられた。
「陽葵――。何してんの?行くよ――」
いつの間にか足が止まっていた私を千佳が大きな声で呼んだ。
その声に先生は千佳の方を振り向き、千佳の視線の先にいる私に視線を向けた。
久し振りに絡まる視線に鼓動が早くなる。
「っせん―――」
「陽葵―――!!何やってんの?」
先生を呼ぶ私の声と千佳の言葉が重なり、私の言葉は先生には届かなかった。