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ずっと傍に……
第15章 新しい生活
矛先が友紀也に変わり、あまり思い出してほしくない私は千佳を止めるが、一旦火が着いた千佳を安易に止める事なんてできなかった。
だけど、そこは友紀也の方が大人で軽く交わす。
「知っていますよ。それがあって僕は陽葵に好きだと伝えることができたんですから。千佳さんの気持ちも分かりますよ。自分のように怒ってくれるのはありがたいと思っています。ですが、人の気持ちは変わるものです。大人になれば自分が取った行動の意味を理解し反省もするでしょう。」
「でも…」
「それに、牽制はしておきましたから。陽葵は僕のモノだと本人の目の前で。だから陽葵に手を出すことはないと思いますよ。そんな度胸…彼にはないと思いますから」
最後の言葉に千佳は渋々とだけど納得したのか、やっと静かになりビールを一本飲み干した。
どうみてもヤケ酒で、私も友紀也も苦笑い。
それからの千佳は本当にヤケ酒のようにビールとワインを飲み、最後には絨毯の上に転がり気持ちよさそうに眠っている。
友紀也が持ってきてくれた掛布団をかけると、それに包まり小さくなる千佳が可愛くて、私も千佳にくっついてそのまま眠った。
だけど、そこは友紀也の方が大人で軽く交わす。
「知っていますよ。それがあって僕は陽葵に好きだと伝えることができたんですから。千佳さんの気持ちも分かりますよ。自分のように怒ってくれるのはありがたいと思っています。ですが、人の気持ちは変わるものです。大人になれば自分が取った行動の意味を理解し反省もするでしょう。」
「でも…」
「それに、牽制はしておきましたから。陽葵は僕のモノだと本人の目の前で。だから陽葵に手を出すことはないと思いますよ。そんな度胸…彼にはないと思いますから」
最後の言葉に千佳は渋々とだけど納得したのか、やっと静かになりビールを一本飲み干した。
どうみてもヤケ酒で、私も友紀也も苦笑い。
それからの千佳は本当にヤケ酒のようにビールとワインを飲み、最後には絨毯の上に転がり気持ちよさそうに眠っている。
友紀也が持ってきてくれた掛布団をかけると、それに包まり小さくなる千佳が可愛くて、私も千佳にくっついてそのまま眠った。