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ずっと傍に……
第15章 新しい生活
目が覚めたら友紀也の腕の中でびっくりする。
いつものように記憶を辿って行けば、所々曖昧で、記憶がないことに愕然とする。
これが世に言う、お酒を飲んで記憶をなくすという大人の失態…
とりあえず、お水が欲しくてキッチンに向かえば、リビングで千佳と咲が布団を敷いて眠っていた。
2人を起こさないように水を飲んでいると、ムクリと咲が起きて一緒にお茶をすることになった。
私が寝た後の事を聞くと話してくれた。
「陽葵ったら千佳にくっついて寝ちゃうじゃない?残された私、どうしよ~ってめっちゃ焦ったんだから。だけど、やっぱり桜木…友紀也さん大人だね。私が気を使わないように色々と話してくれて…陽葵への愛をヒシヒシと感じたよ。なんかいいなぁって思った。ちょっとさ、陽葵が寝返りを打つとさ、掛布団からはみ出すのよ。それを何回も直してさっ…もちろん千佳の掛布団もなおすんだけど…そんな細かいところが大人だなって。正直さ。ダサダサの先生が、あんなに変貌するとは思わなかったし…陽葵が見た目ではなくて中身で好きになったのが何か他人事だけどうれしかったよ。友紀也さん。めっちゃ良い人だね。」
いつものように記憶を辿って行けば、所々曖昧で、記憶がないことに愕然とする。
これが世に言う、お酒を飲んで記憶をなくすという大人の失態…
とりあえず、お水が欲しくてキッチンに向かえば、リビングで千佳と咲が布団を敷いて眠っていた。
2人を起こさないように水を飲んでいると、ムクリと咲が起きて一緒にお茶をすることになった。
私が寝た後の事を聞くと話してくれた。
「陽葵ったら千佳にくっついて寝ちゃうじゃない?残された私、どうしよ~ってめっちゃ焦ったんだから。だけど、やっぱり桜木…友紀也さん大人だね。私が気を使わないように色々と話してくれて…陽葵への愛をヒシヒシと感じたよ。なんかいいなぁって思った。ちょっとさ、陽葵が寝返りを打つとさ、掛布団からはみ出すのよ。それを何回も直してさっ…もちろん千佳の掛布団もなおすんだけど…そんな細かいところが大人だなって。正直さ。ダサダサの先生が、あんなに変貌するとは思わなかったし…陽葵が見た目ではなくて中身で好きになったのが何か他人事だけどうれしかったよ。友紀也さん。めっちゃ良い人だね。」