この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第15章 新しい生活
友紀也の良さを分かってくれる人がいたんだと思うとうれしくなり、パパにも分かって欲しいと思う…
「うん。挨拶に行く時もね。嘘はつきたくないって正直に話してくれた。今はこんな風にパパと拗れてるけど、友紀也の為にもどうにかしないといけないっては思ってるんだ。」
「自分の為じゃなくて?」
「うん。友紀也のお母様、友紀也が小さい頃に亡くなってるの。だから両親は大切にして欲しいって言われてる。今回の事も家を出て一緒に暮らすのも反対してたぐらい…でもママが預かって欲しいみたいなこと言ったみたいで同棲することになったけど、心のどこかでは仲直りしてほしいって思ってる。自分ができなかった親孝行を私の親にしてあげたいって…」
「そっかぁ…友紀也さんのその想い、パパに届くといいね」
「うん…届いてもらわないと困るもん」
ふたりして笑っていると千佳がう~んと言って寝返りを打ち、起きたかなと思っていると、そのまま寝息が聞こえてきてホッとした。
殻のコップに冷たい麦茶をつぎ、もうしばらくふたりで話していた。
「うん。挨拶に行く時もね。嘘はつきたくないって正直に話してくれた。今はこんな風にパパと拗れてるけど、友紀也の為にもどうにかしないといけないっては思ってるんだ。」
「自分の為じゃなくて?」
「うん。友紀也のお母様、友紀也が小さい頃に亡くなってるの。だから両親は大切にして欲しいって言われてる。今回の事も家を出て一緒に暮らすのも反対してたぐらい…でもママが預かって欲しいみたいなこと言ったみたいで同棲することになったけど、心のどこかでは仲直りしてほしいって思ってる。自分ができなかった親孝行を私の親にしてあげたいって…」
「そっかぁ…友紀也さんのその想い、パパに届くといいね」
「うん…届いてもらわないと困るもん」
ふたりして笑っていると千佳がう~んと言って寝返りを打ち、起きたかなと思っていると、そのまま寝息が聞こえてきてホッとした。
殻のコップに冷たい麦茶をつぎ、もうしばらくふたりで話していた。