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ずっと傍に……
第16章 苦悩…
コーヒーを入れるためにキッチンに立つと、友紀也もついてきて、冷蔵庫から出したケーキのクリームを手で救ってひと舐めする。
「もう。つまみぐいはダメだって。」
パシッと手を叩けば、その手を擦りながら面白そうに笑う。
「陽葵は手厳しいですね」
「手厳しいって…先生なんだから行儀が悪い事しないで!!」
「はいはい、分かりました…それより夕食の準備はしてるんですか?」
その言葉に何もしていなかったことに気がついて焦った。
「あっ…ごめっ…何も用意してない…どうしよっ」
完全にテンパっている私は慌てて冷蔵庫の中を覗いて簡単にできるものを頭の中で思い描く。
だけど家事歴数ヶ月の私に、咄嗟に思い浮かぶものはない。
「もう。つまみぐいはダメだって。」
パシッと手を叩けば、その手を擦りながら面白そうに笑う。
「陽葵は手厳しいですね」
「手厳しいって…先生なんだから行儀が悪い事しないで!!」
「はいはい、分かりました…それより夕食の準備はしてるんですか?」
その言葉に何もしていなかったことに気がついて焦った。
「あっ…ごめっ…何も用意してない…どうしよっ」
完全にテンパっている私は慌てて冷蔵庫の中を覗いて簡単にできるものを頭の中で思い描く。
だけど家事歴数ヶ月の私に、咄嗟に思い浮かぶものはない。