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ずっと傍に……
第3章 新しい恋…
いつもより口数が少ない私に気がついてるのか、いつも以上に大地くんは色々な話をしてくれる。
それがおかしくて笑うと、「ヒナは笑っていた方がいいよ」と触れるだけのキスをしてくれた。

「もう…ここ人多いから」

と恥ずかしがると、繋がれた手を引かれて近くの公園へ入っていった。
そして奥の誰からも見えない場所まで連れて行かれる。

「ここだったら大丈夫?誰もこないから」

そう言って、大地くんの唇が私の唇を塞いだ。
少し開いた唇から、いつものように大地くんの舌が入ってくる。
舌を絡め取られ激しく求められる。
私もそれに答えるかのように舌を絡ませ激しくキスをする。
舌が離れ、下唇を甘噛みされ唇は離れていく。

「ヒナ…今日さっ…うちに来ないか…?」

大地くんは顔を真っ赤にしながら、初めて家に誘ってくれた。
それが何を意味するのか、先ほど千佳たちと話したばかりで分かっていた。
恥ずかしくて、怖くて…だけど今以上に大地くんのことを好きになりたくて、頷いた。
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