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ずっと傍に……
第17章 対峙…
「どこが平気だ?強がりもたいがいにしろ!!」
お医者様は、痛がっている友紀也に容赦なく言葉を浴びせ、そして、友紀也の頭をくしゃくしゃと撫でて、優しい瞳を向けていた。
「あの…桜木先生の傷って…」
教頭先生が友紀也の傷の状態を聞いた。
お医者さんは、はぁーと溜息をついて友紀也の症状を話す。
「みなさんは簡単に考えているでしょうが、あと数センチずれていれば臓器に傷がついていた…あれだけのガラスが刺さって臓器に傷がつかなかったのは奇跡に近い…それだけ酷い怪我ということを認識していただきたい!!」
臓器に傷と聞いて、怖くなり友紀也の手を握った。
その自分の手が震えてるのが友紀也に伝わる。
「大丈夫ですよ…それより、学(まなぶ)先生…皆の不安を煽るような事言わないでください」
「だったら安静にしていろ!!他の先生方もここが病院だと言うことをお忘れなく。そして友紀也も自分が怪我人だということも忘れるな」
そう言い切ると処置室の横の壁に寄りかかり、友紀也が無理をしないか監視するようだった。
お医者様は、痛がっている友紀也に容赦なく言葉を浴びせ、そして、友紀也の頭をくしゃくしゃと撫でて、優しい瞳を向けていた。
「あの…桜木先生の傷って…」
教頭先生が友紀也の傷の状態を聞いた。
お医者さんは、はぁーと溜息をついて友紀也の症状を話す。
「みなさんは簡単に考えているでしょうが、あと数センチずれていれば臓器に傷がついていた…あれだけのガラスが刺さって臓器に傷がつかなかったのは奇跡に近い…それだけ酷い怪我ということを認識していただきたい!!」
臓器に傷と聞いて、怖くなり友紀也の手を握った。
その自分の手が震えてるのが友紀也に伝わる。
「大丈夫ですよ…それより、学(まなぶ)先生…皆の不安を煽るような事言わないでください」
「だったら安静にしていろ!!他の先生方もここが病院だと言うことをお忘れなく。そして友紀也も自分が怪我人だということも忘れるな」
そう言い切ると処置室の横の壁に寄りかかり、友紀也が無理をしないか監視するようだった。