この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ずっと傍に……
第17章 対峙…

「どうしたんですか?伊藤さん清水さん」

友紀也は私の手をかりながら立ち上がって、今来た子たちに声をかけた。

「あのっ…蒼くん…が悪いんじゃないんです」

モジモジしながら、ひとりの女の子が蒼が悪くないと言い、誰もがその続きの言葉を待った。

「蒼くん。矢畑さんを―――――」

「それ以上言うな!!」

女の子の言葉を遮ったのは蒼だった。
蒼は鋭い目付きで、何も言うなと言わんばかりに睨みつけていた。
だけど、一人の子は意を決したように友紀也に告げた。

「蒼くんは何も悪くないんです…悪いのは高橋くんたちなんです。高橋くんたち、矢畑さんのこと馬鹿にして悪口ばかり言ってた。みんな知ってたけど悪口ぐらいって聞き流してたんだけど、今日…矢畑さんの荷物に落書き初めて…顔写真付きでSNSに拡散しようとか…本気かどうか分からない事言い出して…さすがにそれはまずいんじゃないかってみんな思っていたら、蒼くんが声をあげたんです。そしたら高橋くんたちが怒って殴りかかってきて…」

「だから蒼くん何も悪くないんです」

ふたりは一生懸命、蒼の弁明をしてくれているのに、蒼は恥ずかしいのか知らん顔をしていた。
/1528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ