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ずっと傍に……
第17章 対峙…

「そうでしたか…やはり高橋くんたちが原因だったんですね…わざわざ教えてくれてありがとうございます。」

友紀也は一生懸命口にしたふたりの頭に両手を置いてお礼を言った。
女の子2人は友紀也が分かってくれたと嬉しそうに微笑んだ。

「みんな心配してたから…だから私たちが代表してきたんです」

「はい。キミたちの言葉は僕だけではなく教頭の耳にも入っています。あとは心配しないで帰ってください。小林先生、彼女たちを送ってもらって良い――――――」

「大丈夫です。母に送ってもらいましたから」

そう言った女の子の目線の先には一人の女性が立っていて、こちらに向かって頭を下げていた。
友紀也は私たちに一言断りを入れて、女の子2人と女性の方に歩いて行った。
そこで何を話しているか分からない。
それでも、頭を下げているのだから、お礼でも言っているんだろうと眺めていた。
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