この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第17章 対峙…
ある扉の前につき、ノックをすると学先生が顔を出した。
「ありがとう、他の人が訪ねてきても私に連絡はいらないから。教えられないの一点張りで対応してくれ」
「承知しました。」
彼女は一礼して帰っていった。
学先生を見上げると、先ほどとは違う優しい眼差しで私を見ていた。
「学先生…桜木先生に会いたいんです。病室を教えてください」
「分かっているよ。だからここに呼んだ…とりあえずはいりなさい」
そう言われて中に入ると、ベットに腰かけている友紀也がいた。
「友紀也…」
友紀也の顔を見たら自然と涙が溢れてくる。
ずっとずっと我慢してた想いが溢れ言葉にならない。
「来てください」
友紀也は手を伸ばして私を呼ぶ。
だけどどうしてか足が動かなかった。
早く抱きしめて友紀也に触れたいのに、怖くて歩けない。
そんな私の背中を押してくれたのは学先生で、一歩を踏み出せた私は、そのまま友紀也の手を取った。
「ありがとう、他の人が訪ねてきても私に連絡はいらないから。教えられないの一点張りで対応してくれ」
「承知しました。」
彼女は一礼して帰っていった。
学先生を見上げると、先ほどとは違う優しい眼差しで私を見ていた。
「学先生…桜木先生に会いたいんです。病室を教えてください」
「分かっているよ。だからここに呼んだ…とりあえずはいりなさい」
そう言われて中に入ると、ベットに腰かけている友紀也がいた。
「友紀也…」
友紀也の顔を見たら自然と涙が溢れてくる。
ずっとずっと我慢してた想いが溢れ言葉にならない。
「来てください」
友紀也は手を伸ばして私を呼ぶ。
だけどどうしてか足が動かなかった。
早く抱きしめて友紀也に触れたいのに、怖くて歩けない。
そんな私の背中を押してくれたのは学先生で、一歩を踏み出せた私は、そのまま友紀也の手を取った。