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ずっと傍に……
第17章 対峙…

「ううん…30分だけ行ってきていいって…だから友紀也が言うように一旦帰って話してみる…痛くない?」

「平気ですよ…それより…陽葵の方こそ大丈夫でしたか?村上先生の言動にはさすがに僕も切れました。あそこまでとは…陽葵にもご両親にも不快な思いをさせてしまいましたね」

「友紀也のせいじゃないよ…それは気にしないで。」

「ありがとうございます。それより陽葵…当分の間入院することになりました」

一日だけじゃなかったのかと驚いていると、ひとり暮らしを心配して学先生が数週間ほど入院することを進めてくれたという。
一緒に暮らせないのは寂しいけど、それが友紀也にとって一番良いことだと思って納得した。

「毎日お見舞いに来て良い?」

「ええ、いいですよ。陽葵が来ることは伝えておきますから、いつでも来てください。それより30分といいましたよね。残り10分程度…」

時計を見た友紀也はそう言って、私の頬に手を添えた。

「一緒にいることは出来ませんが…陽葵…愛していますよ」

友紀也の顔が近づき唇が触れキスをした。
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