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ずっと傍に……
第17章 対峙…
「好きになったのは…先生…毎日お弁当食べに理科室に行ってたの。3年になったら学級委員で手伝いにも行ってた…村上先生、友紀也の事好きみたいで学生の頃から目の敵にされてたんだ。それは蒼にも伝えてある。」
「そうか…卒業してからつきあいだしって聞いたが?」
「うん…どのくらいしてかな?偶然外で会って何回か会うようになってつきあうことになったの…つきあいだして友紀也の普段の恰好を知った…だから私は…カッコいいから友紀也を好きになったんじゃない…ダサダサでも友紀也は友紀也だから…パパ?私はパパも好き。だからパパには許してもらいたい。パパが心配する気持ちもママに聞いて知ってる。だけどそれでも友紀也と一緒にいたいの。友紀也の力になりたい」
私は心のままを話した。
出会いの事は以前友紀也と決めていたこと。
それ以外は私の本当の想い。
「学校の事は色々聞いてた。桜木先生が1人で頑張っていることも知ってる…でもなぁ…何かが引っかかって許せなかった」
「パパ…やっぱり許してくれないんだ…」
時間を置いても平行線のままで何も解決はしてなかった。
今日の事で少しはと思ったのは私の想い過ごし…