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ずっと傍に……
第18章 うそつき…
18時を回った頃、仲居さんが顔をだしてくれた。
この旅館では浴衣の着付けサービスがあり、着付けの出来ない私は頼むことにしていた。
プロだけあって数分で着付けをしてくれて、軽く髪までアップにしてくれた。
その後、友紀也にも着付けをしてもらい、私たちは馬車に乗り母屋の食事処に移動する。
沈みゆく太陽が木々を照らし、また違う顔を見せる吊り橋を渡り、食事処に案内された。
どこかの個室かと思って足を進めれば、吊り橋が一望できるテラスに通された。
全面ガラス張りで、足元には床暖房があるようで寒さは気にならない。
横に並ぶ形で座り、吊り橋を行き交う人を見ながら食事が始まった。
そして次第に沈みゆく太陽が朱から藍に変わり始めた頃、吊り橋の明かりが灯り幻想的な風景が目の前に広がった。
淡い温かみのある色は、私の心まで温かくしてくれる。
そして、テーブルに次から次へと運ばれる料理に舌鼓を打ちながら、ここでも素敵なひと時を過ごしていた。
最後のマツタケご飯はおにぎりにして部屋に持って帰ることにして、馬車を断り、友紀也と手を繋ぎゆっくり歩いた。
この旅館では浴衣の着付けサービスがあり、着付けの出来ない私は頼むことにしていた。
プロだけあって数分で着付けをしてくれて、軽く髪までアップにしてくれた。
その後、友紀也にも着付けをしてもらい、私たちは馬車に乗り母屋の食事処に移動する。
沈みゆく太陽が木々を照らし、また違う顔を見せる吊り橋を渡り、食事処に案内された。
どこかの個室かと思って足を進めれば、吊り橋が一望できるテラスに通された。
全面ガラス張りで、足元には床暖房があるようで寒さは気にならない。
横に並ぶ形で座り、吊り橋を行き交う人を見ながら食事が始まった。
そして次第に沈みゆく太陽が朱から藍に変わり始めた頃、吊り橋の明かりが灯り幻想的な風景が目の前に広がった。
淡い温かみのある色は、私の心まで温かくしてくれる。
そして、テーブルに次から次へと運ばれる料理に舌鼓を打ちながら、ここでも素敵なひと時を過ごしていた。
最後のマツタケご飯はおにぎりにして部屋に持って帰ることにして、馬車を断り、友紀也と手を繋ぎゆっくり歩いた。