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ずっと傍に……
第18章 うそつき…
数日がたち、友紀也から私の私物が送られてきた。
荷物が送られてきてパパもママも意味を理解して何も言ってはこない。
ママは何も言わずに私を抱きしめて、パパは頭を撫でてくれた。
そして大地くんとは…
「ヒナっ帰るよ」
「あっ。待って」
今日もふたり並んで帰る。
たわいもない話をしながら、時間が許す限り大地くんは私に寄り添ってくれる。
そのおかげで昼間は一人で泣くことはなくなった。
それでも一人になると友紀也を思い出さない日はない。
未だに、あれが嘘だったと思いたくて、ひとりこっそりと友紀也のマンションに行くことがある。
行ったところで何が変わるわけでもない。
会ったからといって何かを話したいわけでもない。
だけど私の中から友紀也は消えることはなかった。
どんなにひどい言葉を言われても、私の運命の人が友紀也だと言うことに変わりはなかった。
ただ明かりが灯っている部屋をみているだけ。
あそこにはきっと友紀也がいる。
分かっていてもチャイムを鳴らす勇気はない…
荷物が送られてきてパパもママも意味を理解して何も言ってはこない。
ママは何も言わずに私を抱きしめて、パパは頭を撫でてくれた。
そして大地くんとは…
「ヒナっ帰るよ」
「あっ。待って」
今日もふたり並んで帰る。
たわいもない話をしながら、時間が許す限り大地くんは私に寄り添ってくれる。
そのおかげで昼間は一人で泣くことはなくなった。
それでも一人になると友紀也を思い出さない日はない。
未だに、あれが嘘だったと思いたくて、ひとりこっそりと友紀也のマンションに行くことがある。
行ったところで何が変わるわけでもない。
会ったからといって何かを話したいわけでもない。
だけど私の中から友紀也は消えることはなかった。
どんなにひどい言葉を言われても、私の運命の人が友紀也だと言うことに変わりはなかった。
ただ明かりが灯っている部屋をみているだけ。
あそこにはきっと友紀也がいる。
分かっていてもチャイムを鳴らす勇気はない…