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ずっと傍に……
第18章 うそつき…
少し歩けば小さな公園に辿り着き、先に到着していた友紀也は近くのベンチに座って私を待っていた。
「行っておいで…俺はここで待ってるから…きちんと話して…終わりにしておいで…」
大地くんに背中を押されて友紀也の前に歩いて行った。
何を言われるか不安で心が押しつぶされそうになる。
友紀也の目の前に立つと、友紀也は黙って横の席を叩いて、私は黙って座った。
「どうしたら…僕たちの前から消えてくれますか?」
それが友紀也の最初の一言だった。
「正直…陽葵の存在は彼女に不安を与えるばかりです…今が大事な時期…これ以上僕たちに関わって欲しくないのが本音です」
「お腹の…子供って…」
自分の声が震えているのが分かる。
「ええ…僕の子供です…前に話しましたよね。子供が欲しくて付けずにしたことがあると…その時に授かりました…」
その一言に愕然とした。
もしかしたら…私の元に戻ってきてくれるかもしれないと信じていた心が、たった一言で崩れ去った。
「行っておいで…俺はここで待ってるから…きちんと話して…終わりにしておいで…」
大地くんに背中を押されて友紀也の前に歩いて行った。
何を言われるか不安で心が押しつぶされそうになる。
友紀也の目の前に立つと、友紀也は黙って横の席を叩いて、私は黙って座った。
「どうしたら…僕たちの前から消えてくれますか?」
それが友紀也の最初の一言だった。
「正直…陽葵の存在は彼女に不安を与えるばかりです…今が大事な時期…これ以上僕たちに関わって欲しくないのが本音です」
「お腹の…子供って…」
自分の声が震えているのが分かる。
「ええ…僕の子供です…前に話しましたよね。子供が欲しくて付けずにしたことがあると…その時に授かりました…」
その一言に愕然とした。
もしかしたら…私の元に戻ってきてくれるかもしれないと信じていた心が、たった一言で崩れ去った。