この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ずっと傍に……
第18章 うそつき…

「もう、私に愛情を持つことはないの?」

「ありません。志保がいない人生なんて考えられない…志保のためなら陽葵…キミを傷つけることだって平気でできるんです…初めは傷つけたくないと思って黙って消えようとしました。一度は本気で愛した相手ですから。ですが、陽葵は分かってはくれなかった…こうなった以上、僕は陽葵を傷つけても志保を守りたい…それが僕の答えです」

揺るぎない瞳に、私の入る余地はないとつきつけられる。
どんなに縋っても、意志の強い友紀也の気持ちが変わることはない。
分かっていても、私の心は友紀也を求めて離したくないと暴れる。

「陽葵…もうあのマンションに来ても僕と会うことはないと思います…あのマンションは売りに出すことにしましたから。新しい場所で志保と子供と3人で生活することに決めたんです。…そして3月いっぱいで学校もやめます…これで陽葵との接点もなくなります」

「どこに行くの?」

回らない頭を必死に回転させて、友紀也の言葉を理解しようとする。
そして私の問いに馬鹿にしたように笑った。
/1528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ