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ずっと傍に……
第19章 哀しみの中で…
俺みたいにの言葉にひっかり顔を上げると、いつの間にか三島さんも今にも泣きそうな表情をしていた。
「…俺さっ…苦しくてさ…陽葵ちゃんみたいに相手を思って身を引いたけど…自分の気持ちコントロールできなくて精神バランス崩して…死のうとしたんだ」
「三島…さん…?」
「みっともないだろう?たかが失恋で…でも俺の全ての世界だったあいつが消えて…どうしたらいいのか分からなくなって…彼女に依存していたところもあったから精神的にもボロボロでさ…処方されていた睡眠薬ためて飲んだ…結局は友達に…ここの店長なんだけど…彼に見つけてもらった…だから陽葵ちゃんにはそこまで追い込まれて欲しくなんだ…まだ今なら浮上できると思うから…好きだから良い思い出とかじゃなくて、自分を振ってコノヤローぐらいに思わないと…抜け出せないよ…」
「どうして…そんなこと、私に話してくれるんですか?」
「どうしてだろうね…さっきも言ったように俺みたいになって欲しくないのと…陽葵ちゃん救えたら、俺も前に進めるのかなって…俺の自己満足かもしれないけど…」
最後にごめんねと一言だけ告げると、残っているビールを飲み干し、私も梅酒を飲んだ。
「…俺さっ…苦しくてさ…陽葵ちゃんみたいに相手を思って身を引いたけど…自分の気持ちコントロールできなくて精神バランス崩して…死のうとしたんだ」
「三島…さん…?」
「みっともないだろう?たかが失恋で…でも俺の全ての世界だったあいつが消えて…どうしたらいいのか分からなくなって…彼女に依存していたところもあったから精神的にもボロボロでさ…処方されていた睡眠薬ためて飲んだ…結局は友達に…ここの店長なんだけど…彼に見つけてもらった…だから陽葵ちゃんにはそこまで追い込まれて欲しくなんだ…まだ今なら浮上できると思うから…好きだから良い思い出とかじゃなくて、自分を振ってコノヤローぐらいに思わないと…抜け出せないよ…」
「どうして…そんなこと、私に話してくれるんですか?」
「どうしてだろうね…さっきも言ったように俺みたいになって欲しくないのと…陽葵ちゃん救えたら、俺も前に進めるのかなって…俺の自己満足かもしれないけど…」
最後にごめんねと一言だけ告げると、残っているビールを飲み干し、私も梅酒を飲んだ。