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ずっと傍に……
第20章 出逢った意味…
歩いて15分程でホテルに到着して最上階のレストランに行った。
ちょうど入れ替えの時間だったらしくて、待つこともなく席に案内され、それも運よく窓際の席で景色が一望できる特等席だった。
90分の時間制限があるので、席に付くと同時にケーキを取りに行くことにした。
いちごフェアーだけあって、いちごばかりのケーキが並ぶ。
少し小さめにカットしてあるので、食べようと思えば全種類制覇できそうで、ひとり顔がにやけてしまう。
どれを食べたか分からなくなるから端から順に取って行けば、半分もとらないうちに皿がいっぱいになり席に戻った。
先に戻っていた恭平さんの皿を見ると、サンドイッチとパスタといちごとメロンとマンゴーだけがちょこんと乗っている。
その量の少なさに驚いていると、恭平さんも私の皿を見て違う意味で驚いていた。
「それ…全部食べるの?」
「はい。でもあと2回取りに行かないと全制覇はむずかしそうです」
そう告げると、まだ食べるのか?と呟き苦笑いする。
エヘヘッと笑って皿に乗っているケーキを一口食べた。
やっぱりショートケーキは安定的なおいしさ。
その一口だけでも幸せを感じる。
パクパクと食べる私を恭平さんは穏やかな表情で見つめながらサンドイッチを食べ始めた。
私はデザート、恭平さんはランチ感覚で自分のペースで食べていた。
ちょうど入れ替えの時間だったらしくて、待つこともなく席に案内され、それも運よく窓際の席で景色が一望できる特等席だった。
90分の時間制限があるので、席に付くと同時にケーキを取りに行くことにした。
いちごフェアーだけあって、いちごばかりのケーキが並ぶ。
少し小さめにカットしてあるので、食べようと思えば全種類制覇できそうで、ひとり顔がにやけてしまう。
どれを食べたか分からなくなるから端から順に取って行けば、半分もとらないうちに皿がいっぱいになり席に戻った。
先に戻っていた恭平さんの皿を見ると、サンドイッチとパスタといちごとメロンとマンゴーだけがちょこんと乗っている。
その量の少なさに驚いていると、恭平さんも私の皿を見て違う意味で驚いていた。
「それ…全部食べるの?」
「はい。でもあと2回取りに行かないと全制覇はむずかしそうです」
そう告げると、まだ食べるのか?と呟き苦笑いする。
エヘヘッと笑って皿に乗っているケーキを一口食べた。
やっぱりショートケーキは安定的なおいしさ。
その一口だけでも幸せを感じる。
パクパクと食べる私を恭平さんは穏やかな表情で見つめながらサンドイッチを食べ始めた。
私はデザート、恭平さんはランチ感覚で自分のペースで食べていた。