この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第4章 少しの変化と…
私の腰に手を回して自分の方に引き寄せた。
先生は一瞬渋い顔をして、ハァーっと息を吐く。
「この学校は男女交際を禁止しているわけではないですが…高校生らしいつきあいをしてください…あまり露骨に立ち回ると呼び出されますよ」
「大きなお世話です」
一際大きな声が廊下に響いた。
廊下にいた他の生徒たちは何事かと私たちに注目する。
「水無月くん…あなたはいいかもしれませんが…彼女はどうでしょう?親まで呼びだされて苦しむのは田崎さんですよ…田崎さんが悲しんでもいいんですか?」
先生の言葉に大地くんは、ぐっと言いたいことを飲み込んでいるようだった。
「水無月く――――」
「水無月―――!!さっさと着替えて校庭に来い!!今日遅刻したらただじゃすまさないぞ!!」
後ろの方から体育教師の吉武先生の罵声が飛ぶ。
「やべっ……ヒナ…また」
さすがに吉武先生の罵声に驚いた大地くんは、私の頭をポンポンと叩いて逃げるように自分の教室に走って行った。
残されたのは私と先生だけ…
「もっと、自分を大切にしないさい」
先生は一瞬渋い顔をして、ハァーっと息を吐く。
「この学校は男女交際を禁止しているわけではないですが…高校生らしいつきあいをしてください…あまり露骨に立ち回ると呼び出されますよ」
「大きなお世話です」
一際大きな声が廊下に響いた。
廊下にいた他の生徒たちは何事かと私たちに注目する。
「水無月くん…あなたはいいかもしれませんが…彼女はどうでしょう?親まで呼びだされて苦しむのは田崎さんですよ…田崎さんが悲しんでもいいんですか?」
先生の言葉に大地くんは、ぐっと言いたいことを飲み込んでいるようだった。
「水無月く――――」
「水無月―――!!さっさと着替えて校庭に来い!!今日遅刻したらただじゃすまさないぞ!!」
後ろの方から体育教師の吉武先生の罵声が飛ぶ。
「やべっ……ヒナ…また」
さすがに吉武先生の罵声に驚いた大地くんは、私の頭をポンポンと叩いて逃げるように自分の教室に走って行った。
残されたのは私と先生だけ…
「もっと、自分を大切にしないさい」