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ずっと傍に……
第20章 出逢った意味…

「近すぎると、悲しみを共有することはあっても、正しいと分かっていても傷つける言葉はいってくれない。浩志さんもそうだったんでしょう?私も彼氏と別れた時そうだったんです。ただ見守ってくれて、慰めて胸を貸してくれた。それで救われる部分もありましたが、それだけじゃ前には進めなかった…」

久しぶりに思い出す友紀也との別れに胸が締め付けられそうになる。
まだ、こんなにも友紀也を愛しているのだと自覚する。

「食事も殆ど食べれなくて倒れて…その時の彼氏に言われたんです。これからの人生で出会う人は私にとって意味があるから大切にしなさいって…。恭平さん、私たちの出会いって本当に必要だったんだって思います。仲が良い友達だったらできないこと。私たちは言えましたよね。背中を押せましたよね。」

友紀也が最後に言った言葉の意味を初めて理解する。
私と恭平さんは、ただの傷の舐めあいなんかじゃない。
先に進むために必要な休息期間。
そして誰も言ってくれなかった言葉を、背中を押してくれる同士…

「恭平さん…先に進んでください。私も恭平さんを見習って先に進む努力をしますから!!お手本見せてください」

私はそれだけを告げて、バーを後にした。
後は恭平さんが自分で決める事。
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