この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第20章 出逢った意味…
夕実さんは連絡もなく、連絡があったとしても一言二言で電話を切って相手にしてもらえない愚痴を一樹さんに話していた。
そして次第に距離が縮まりいつしか恋愛感情が生まれ、恭平さんへの裏切りだと分かりながら離れられなった。
そして、このまま一緒にはいられないと思った夕実さんは別れを切り出し、その日のうちに一樹さんの家に身を寄せた。
そう、恭平さんは教えてくれた。
「何度も寂しいって、少しだけでもいいから会いたいって言われてたんだ。けど、仕事始めたばかりで余裕がなくて夕実を後回しにしてた。何があっても傍に居てくれるものだと高を括ってたんだよな。俺が自殺したって聞いて、自分を責めて、俺を追い込んだのは自分たちのせいだって、ふたりの関係はぎくしゃくし始めて、耐えられなかった一樹が夕実を置いて家を出て行ってしまった。夕実はそれから一人で生活して、ずっと一人で生きて来たらしい。彼氏も作らず誰にも頼らず…俺を裏切って死ぬまで追い詰めた自分が幸せになる権利はないんだと…泣きながら話してくれた。」
そして次第に距離が縮まりいつしか恋愛感情が生まれ、恭平さんへの裏切りだと分かりながら離れられなった。
そして、このまま一緒にはいられないと思った夕実さんは別れを切り出し、その日のうちに一樹さんの家に身を寄せた。
そう、恭平さんは教えてくれた。
「何度も寂しいって、少しだけでもいいから会いたいって言われてたんだ。けど、仕事始めたばかりで余裕がなくて夕実を後回しにしてた。何があっても傍に居てくれるものだと高を括ってたんだよな。俺が自殺したって聞いて、自分を責めて、俺を追い込んだのは自分たちのせいだって、ふたりの関係はぎくしゃくし始めて、耐えられなかった一樹が夕実を置いて家を出て行ってしまった。夕実はそれから一人で生活して、ずっと一人で生きて来たらしい。彼氏も作らず誰にも頼らず…俺を裏切って死ぬまで追い詰めた自分が幸せになる権利はないんだと…泣きながら話してくれた。」