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ずっと傍に……
第21章 この愛が燃え尽きるまで…
以前、大地くんのお母さんが入院したと聞いたことがあった。
そのお見舞いかもしれないけど、彼女と一緒というのが理解に苦しむ。
大地くんは彼女が誰なのか知っているはず。
だって、あの時、大地くんもあの場所にいたんだから。
それによって、私がどんなに傷つき追い込まれたのか見て知っているはずだった。
そんな私の敵の彼女と仲よさそうにしている理由が分からない…
考えても答えはでなかった。
答えを知っているのは大地くん。
本人に聞くしかない。
中々降りてこないふたりをイライラしながら待った。
大地くんと彼女が降りて来たのは、1時間程たった後。
大地くんに支えられながら降りてきた彼女は泣きはらした目をしていた。
そんな彼女を大切そうに抱きかかえて、私の存在など気がつかないのか、少し離れた椅子に彼女を座らせた。
彼女は大地くんの首元に顔を押し付けて泣いている様にも見える。
そのお見舞いかもしれないけど、彼女と一緒というのが理解に苦しむ。
大地くんは彼女が誰なのか知っているはず。
だって、あの時、大地くんもあの場所にいたんだから。
それによって、私がどんなに傷つき追い込まれたのか見て知っているはずだった。
そんな私の敵の彼女と仲よさそうにしている理由が分からない…
考えても答えはでなかった。
答えを知っているのは大地くん。
本人に聞くしかない。
中々降りてこないふたりをイライラしながら待った。
大地くんと彼女が降りて来たのは、1時間程たった後。
大地くんに支えられながら降りてきた彼女は泣きはらした目をしていた。
そんな彼女を大切そうに抱きかかえて、私の存在など気がつかないのか、少し離れた椅子に彼女を座らせた。
彼女は大地くんの首元に顔を押し付けて泣いている様にも見える。