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ずっと傍に……
第21章 この愛が燃え尽きるまで…
看護婦さんの言葉に志保さんの…大地くんの身体が震えた。
「大丈夫よ。志保ちゃんには大地くんっていう頼もしい彼氏もついているんだから。とりあえず、友紀也さんの病状の事、ちゃんと聞きましょう?妹のあなたがしっかりしなくちゃ。ねっ?」
志保さんを宥める看護婦さんの言葉が、私の頭の中をぐるぐると回り、その言葉を上手く理解出来ずにいた。
―――――…お兄さんの友紀也さん…
―――――…大地くんっていう頼もしい彼氏…
―――――…友紀也さんの病状…妹のあなたが…
誰が誰のお兄さん?
誰が誰の彼氏?
友紀也の病状?
その答えが導かれることはなかった。
ただ、私の知らないことがこの世に存在し、私だけ知らずに過ごしていたんだと言う事だけが理解でした。
「…大地…くん…どういう……」
目の前がクルクル回る…
頭の中に意味も分からない単語がクルクル回るように視界もクルクル回り…そして闇に閉ざされた。
「大丈夫よ。志保ちゃんには大地くんっていう頼もしい彼氏もついているんだから。とりあえず、友紀也さんの病状の事、ちゃんと聞きましょう?妹のあなたがしっかりしなくちゃ。ねっ?」
志保さんを宥める看護婦さんの言葉が、私の頭の中をぐるぐると回り、その言葉を上手く理解出来ずにいた。
―――――…お兄さんの友紀也さん…
―――――…大地くんっていう頼もしい彼氏…
―――――…友紀也さんの病状…妹のあなたが…
誰が誰のお兄さん?
誰が誰の彼氏?
友紀也の病状?
その答えが導かれることはなかった。
ただ、私の知らないことがこの世に存在し、私だけ知らずに過ごしていたんだと言う事だけが理解でした。
「…大地…くん…どういう……」
目の前がクルクル回る…
頭の中に意味も分からない単語がクルクル回るように視界もクルクル回り…そして闇に閉ざされた。