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ずっと傍に……
第21章 この愛が燃え尽きるまで…
――…
―――…
―――――…
久しぶりに感じる手の温もり…
恭平さんでもない、大地くんでもない、懐かしい暖かな手の温もり…
ずっと追い求めていた温もり…
その温もりは私の心を安らげ安心感をくれる。
その手が、頭を撫でて頬を撫でて、私の唇を撫でる…
その手を取りたくて、手を伸ばしても、その温もりを掴むことはできなかった。
触れてくれるのに触れられないもどかしさ…
どうして?
どうして私は触れられないの?
どうして…?
「ゆ…きや…」