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ずっと傍に……
第21章 この愛が燃え尽きるまで…
一瞬の隙をついて、学先生の手から逃げ出しドアに向かって走った。
そしてドアを開くと、目の前に大地くんが立っていた。
「どいて!!!」
行く手を阻む大地くんの腕に手をかけて声を荒げた。
だけど、大地くんは静かに首を振り、中に入りドアを閉めた。
「どいて!!私は友紀也の元に行くの!!行かせて!!」
どうにかして、この病室を出たくてもがいても、私がこの病室から出ることはできなかった。
「ヒナっ!!落ち着こう!!なっ」
大地くんは私の肩を力強く握りしめて、ゆっくりとした口調で私を諫めようとする。
落ち着こうって…落ち着けるはずがない。
あんな話を聞いて平静でいられるわけがない!!!
「友紀也!!!友紀也――――!!!!」
絶叫にも似た声で友紀也の名前を呼んだ。
そして、次の瞬間、全身の力が抜けて大地くんの腕の中に崩れていた。
目の前が真っ白で遠くで人の声がする。
何度も頬を叩かれて何かを言われている気がしてもそれが何なのかさえ分からない。
そしてドアを開くと、目の前に大地くんが立っていた。
「どいて!!!」
行く手を阻む大地くんの腕に手をかけて声を荒げた。
だけど、大地くんは静かに首を振り、中に入りドアを閉めた。
「どいて!!私は友紀也の元に行くの!!行かせて!!」
どうにかして、この病室を出たくてもがいても、私がこの病室から出ることはできなかった。
「ヒナっ!!落ち着こう!!なっ」
大地くんは私の肩を力強く握りしめて、ゆっくりとした口調で私を諫めようとする。
落ち着こうって…落ち着けるはずがない。
あんな話を聞いて平静でいられるわけがない!!!
「友紀也!!!友紀也――――!!!!」
絶叫にも似た声で友紀也の名前を呼んだ。
そして、次の瞬間、全身の力が抜けて大地くんの腕の中に崩れていた。
目の前が真っ白で遠くで人の声がする。
何度も頬を叩かれて何かを言われている気がしてもそれが何なのかさえ分からない。