この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ずっと傍に……
第21章 この愛が燃え尽きるまで…

――…

―――…

――――…

「…ナッ……ヒナッ…」

暫くすると、大地くんの言葉が耳に届いた。
目の前には心配そうにのぞき込む大地くんと学先生…そして志保さん…

「気分はどうだい?頭が痛かったりするかい?」

学先生の優しい言葉に、静かに頭を振った。
だけど、ただ頭がボーッとして何も考えられなかった。

「私…」

「パニックを起こしたんだよ…色々とありすぎて…心が追いつかなかったんだ…」

私を抱きしめたまま大地くんはそう言って、身体を擦ってくれていた。
その大地くんに身体を預けて記憶を呼び起こす。
パニックになった理由……
それを思い出した私は、顔を両手で覆って声を出して泣いた。
そして、友紀也が死ぬかもしれないという恐怖に押しつぶされそうになる。
とめどなく流れる涙は止まることを知らない。
私は声を出して、大地くんにしがみついて泣き続けた。

「ごめんな…だけど、友紀也さんの想いも分かってやって欲しい…ヒナを手離すことがどんなに辛かったか…ヒナを置いて逝ってしまうことにどれだけ苦しんだか…」

私が落ち着くまで抱きしめていた大地くんは、絞り出すように告げた。
少し落ち着けば聞きたいことが頭の中に浮かんでくる。
/1528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ