パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 この愛が燃え尽きるまで…

「覚悟って何？何の覚悟？私は何も覚悟なんてできてない。…このまま会わずに友紀也が死んじゃったら…後悔しか残らない…一生後悔して生きていくしかない…そんな事も分からないなんて…友紀也は馬鹿だよ…大馬鹿だよ」

「そんな風に言うなよ…」

私の言葉に大地くんも泣きそうになりがら話を続けた。

「ヒナが倒れて…俺と学先生は友紀也さんに伝えに言ったんだ…ヒナが知ってしまったって…友紀也さん何も言わなかった。しばらく何かを考えてた。俺も学先生もヒナが知ってしまったんだったら会って話すべきだと思ったしそう話した。だけど友紀也さんは、うんとは言わなかった…これからの自分を見続けることはヒナは耐えられない…泣いて過ごすことになるから…会うことはできないって…自分の病気のことは話してもいいけど…会う気は一切ないと言い切ってた…どうするべきか学先生と話して、全てを話した上であわせないと決めたんだ…」

どこまでも頑固で頑なな友紀也。
もっと柔軟に物事を考えれば良いのにと思うけど、それができないのも友紀也の長所。