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ずっと傍に……
第22章 幻でもいい…
次第に荒くなる息遣いに唇を離そうとすると、友紀也の手によって頭を固定され、どこにそんな力があったのかと思うほど強い力だった。
もっと欲しいのだと思った私は、友紀也の思う通りにキスを続けた。
上がる息に、深まるキス。
どこまでも続くキスに酔いしれる。
これが最後だなんて思えないほど熱く深いキスだった。
「呼吸器つけよう」
唇を離すと、辛そうに呼吸している友紀也に無理やり呼吸器をつけた。
「少しだけ…じゃないと話もできないから…落ち着いたらまた話をしよう?」
呼吸器を外そうとする友紀也を宥めるように言うと、友紀也は小さく頷いて浅く何度も呼吸を繰り返す。
その表情が辛そうで目を背けたくなりながらも、笑顔を絶やさず友紀也の手を握り擦ると、友紀也は安心した表情をする。
「…陽葵っ…」
落ち着くと直ぐに呼吸器を外して話し始める。
時間を惜しむかのように苦しい中で言葉を紡ぐ。
「笑顔…陽葵の笑顔…僕は好きでしたよ」
その言葉に涙が出そうになるのを必死で堪え、無理やり笑顔をつくった。
もっと欲しいのだと思った私は、友紀也の思う通りにキスを続けた。
上がる息に、深まるキス。
どこまでも続くキスに酔いしれる。
これが最後だなんて思えないほど熱く深いキスだった。
「呼吸器つけよう」
唇を離すと、辛そうに呼吸している友紀也に無理やり呼吸器をつけた。
「少しだけ…じゃないと話もできないから…落ち着いたらまた話をしよう?」
呼吸器を外そうとする友紀也を宥めるように言うと、友紀也は小さく頷いて浅く何度も呼吸を繰り返す。
その表情が辛そうで目を背けたくなりながらも、笑顔を絶やさず友紀也の手を握り擦ると、友紀也は安心した表情をする。
「…陽葵っ…」
落ち着くと直ぐに呼吸器を外して話し始める。
時間を惜しむかのように苦しい中で言葉を紡ぐ。
「笑顔…陽葵の笑顔…僕は好きでしたよ」
その言葉に涙が出そうになるのを必死で堪え、無理やり笑顔をつくった。