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ずっと傍に……
第22章 幻でもいい…
シャワーを止めると、彼は犬のように頭を振り水分を飛ばす。
それが本当に犬みたいでクスッと笑った。
「いいね…キミの笑顔…かわいい」
そう言いながらバスタオを頭の上に乗せてくれた。
それで髪の毛を乾かしていると、彼は大胆にも服を脱ぎだし、トランクスまで脱ぎだしたから慌てて顔を背けて見ることを避けた。
「ごめんごめん…タオル巻いてるから大丈夫だよ。それよりキミも服を脱がないとまた冷たくなるよ。僕はリビングにいるから着替えておいで」
後ろから抱きしめてキスを一つ落とすと、バスルームを出て行った。
そのスマートさが友紀也を思い出させる。
声といい、態度といい、もし喋り方が丁寧だったら完璧に友紀也だと信じてしまう。
友紀也を思い出させるから、私は彼を拾ったんだろう。
じゃなければ、知りもしない男を家に入れたりはしなかったはず。
色々と考えながら全てを脱いでバスタオルを身体に巻いた。
本当にリビングに行ったのかと覗いてみると廊下にはいなかったので少しホッとしてベッドルームに駆け込んだ。
それが本当に犬みたいでクスッと笑った。
「いいね…キミの笑顔…かわいい」
そう言いながらバスタオを頭の上に乗せてくれた。
それで髪の毛を乾かしていると、彼は大胆にも服を脱ぎだし、トランクスまで脱ぎだしたから慌てて顔を背けて見ることを避けた。
「ごめんごめん…タオル巻いてるから大丈夫だよ。それよりキミも服を脱がないとまた冷たくなるよ。僕はリビングにいるから着替えておいで」
後ろから抱きしめてキスを一つ落とすと、バスルームを出て行った。
そのスマートさが友紀也を思い出させる。
声といい、態度といい、もし喋り方が丁寧だったら完璧に友紀也だと信じてしまう。
友紀也を思い出させるから、私は彼を拾ったんだろう。
じゃなければ、知りもしない男を家に入れたりはしなかったはず。
色々と考えながら全てを脱いでバスタオルを身体に巻いた。
本当にリビングに行ったのかと覗いてみると廊下にはいなかったので少しホッとしてベッドルームに駆け込んだ。