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ずっと傍に……
第22章 幻でもいい…
パタリとドアを閉めると、漂う友紀也の匂い。
その匂いに包まれた私の身体は、友紀也に愛された記憶が蘇る。
このベッドで愛されて幸せだった日々。
もう戻ることのない私の幸せ…
そう思うとまた涙が溢れてくる。
やっぱり友紀也がいないと私はダメな人間。
友紀也がいないと前には進めない。
私はベッドに身体を沈めて泣いた。
友紀也の匂いに包まれながら私は泣き続けた。

「また泣いてるね」

ベッドがギシリと沈み、彼の声が耳に届いた。
それと同時に撫でられる髪の毛…

「ゆっ…友紀也っ…友紀也っ…」

嗚咽を上げながら泣く私の頭を撫でながら、身体に重みを感じた。
そして耳元で囁かれる。

「陽葵…僕にどうして欲しい?」

彼の声で陽葵と呼ばれて身体が硬直する。
違うと分かっていても友紀也から囁かれていると錯覚してしまう。

「陽葵…陽葵のためだったら何でもしてあげるよ。僕は陽葵のペット…陽葵の望みを叶えてあげる。」

そう囁きながら耳朶を甘噛みされて身体が反応する。
友紀也じゃないのに…
友紀也の声で囁かれたら逆らえない。
弱った心では逆らえるはずがなかった。
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