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ずっと傍に……
第23章 最良の日…
雨の中、ベランダにいた私たちはまたシャワーを一緒に浴びた。
今度は洋服を脱いで一緒に…
そこで何もないわけがない。
お互いが寂しさを埋めるために身体を重ね乱れる。
そのままベッドルームに雪崩れ込み、私の意識が飛ぶまで彼は責め続けた。
疲れた身体は何も考えることも夢を見ることもなく、ぐっすりと眠ることができた。
身体はあちこち痛いけど、頭はすっきりしていた。
う゛~ん…
彼が大きく背伸びをして私に目を向け微笑んだ。
その笑顔が友紀也と重なった。
顔は違うのに、優しく笑う表情は友紀也そのものだった。
「ゆきっ…」
友紀也と呼ぼうとしてやめた。
彼は友紀也ではない…
「ねぇ…名前…聞いてない」
あれだけ身体を重ねあったのに名前すら知らなかった。
名無しのゴンべさんでは呼びにくい。
「そうですね…ユキ…」
「ユキ?」
「はい。昨日からずっとユキと呼ばれてるからユキでいいよ…ユキでいいですよ」
丁寧な言葉に言い直して…謎だらけの彼は、ユキと名乗った。
ユキは私の願い通り丁寧な言葉で話してくれる。
慣れないせいか、時たま変な言葉になるけれど、一生懸命な姿が可愛いと思う。
本当に犬のようなそんなユキに心癒される。
今度は洋服を脱いで一緒に…
そこで何もないわけがない。
お互いが寂しさを埋めるために身体を重ね乱れる。
そのままベッドルームに雪崩れ込み、私の意識が飛ぶまで彼は責め続けた。
疲れた身体は何も考えることも夢を見ることもなく、ぐっすりと眠ることができた。
身体はあちこち痛いけど、頭はすっきりしていた。
う゛~ん…
彼が大きく背伸びをして私に目を向け微笑んだ。
その笑顔が友紀也と重なった。
顔は違うのに、優しく笑う表情は友紀也そのものだった。
「ゆきっ…」
友紀也と呼ぼうとしてやめた。
彼は友紀也ではない…
「ねぇ…名前…聞いてない」
あれだけ身体を重ねあったのに名前すら知らなかった。
名無しのゴンべさんでは呼びにくい。
「そうですね…ユキ…」
「ユキ?」
「はい。昨日からずっとユキと呼ばれてるからユキでいいよ…ユキでいいですよ」
丁寧な言葉に言い直して…謎だらけの彼は、ユキと名乗った。
ユキは私の願い通り丁寧な言葉で話してくれる。
慣れないせいか、時たま変な言葉になるけれど、一生懸命な姿が可愛いと思う。
本当に犬のようなそんなユキに心癒される。