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ずっと傍に……
第23章 最良の日…
ピーピーピー
何かの電子音が耳に届いた。
この音は洗濯機…
不思議に思うとユキは何も着ていないままで立ち上がった。
流石に直視出来ずに顔を背けると、近くに落ちたタオルで下だけを隠してくれた。
「僕の服がないので陽葵が寝ている間に洗濯機を回しておきました。ついでだったので陽葵の服も洗っておきましたよ。スプリングコートも一緒に」
ニコニコ顔で告げるユキの言葉に慌ててバスルームに向かい、裸だと言う事も忘れて洗い立てのスプリングコートを取り出しポケットを探った。
だけど入れたはずの手紙はない。
洗濯機を回したのなら消えてなくなっている…
友紀也からの最後の手紙…
「陽葵どうしましたか?」
背中にバスタオルをかけ心配そうに抱きしめてくる。
「ここっ…ここに入ってた手紙…」
「ちゃんと取ってありますよ…リビングにありますから…とりあえず服を着てください。じゃなければ僕が反応して困ります」
クスクス笑うユキにハッとして振り向けば、タオルの上からでも分かる程膨れ上がっていた。
あれだけやってもまだ衰えない体力に若さを感じた。
「リビングで待っていますから」
自分の洋服を洗濯機の中から取り出して出て行った。
私は手紙があった安心感で少しの間動く事ができなかった。
何かの電子音が耳に届いた。
この音は洗濯機…
不思議に思うとユキは何も着ていないままで立ち上がった。
流石に直視出来ずに顔を背けると、近くに落ちたタオルで下だけを隠してくれた。
「僕の服がないので陽葵が寝ている間に洗濯機を回しておきました。ついでだったので陽葵の服も洗っておきましたよ。スプリングコートも一緒に」
ニコニコ顔で告げるユキの言葉に慌ててバスルームに向かい、裸だと言う事も忘れて洗い立てのスプリングコートを取り出しポケットを探った。
だけど入れたはずの手紙はない。
洗濯機を回したのなら消えてなくなっている…
友紀也からの最後の手紙…
「陽葵どうしましたか?」
背中にバスタオルをかけ心配そうに抱きしめてくる。
「ここっ…ここに入ってた手紙…」
「ちゃんと取ってありますよ…リビングにありますから…とりあえず服を着てください。じゃなければ僕が反応して困ります」
クスクス笑うユキにハッとして振り向けば、タオルの上からでも分かる程膨れ上がっていた。
あれだけやってもまだ衰えない体力に若さを感じた。
「リビングで待っていますから」
自分の洋服を洗濯機の中から取り出して出て行った。
私は手紙があった安心感で少しの間動く事ができなかった。