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ずっと傍に……
第23章 最良の日…
私は別の部屋に移動して準備を始めた。
そこまで大事(おおごと)にする気はなかったけど、ママがどうしてもちゃんとしたモノを着せてあげたいと何度も試着して決めたドレス。
化粧をしてティアラを付ければ、私はこの世で一番幸せな花嫁になる。
これからパパとバージンロードを歩いて友紀也の元に行き、手を取り合って神に未来を誓う…
この話をした時、友紀也は戸惑い、余計に辛くなるだけだとまたしても首を縦にはふらなかった。
それを説得して、学先生も参列するということで外出も許可を得られた。
渋々と賛成した友紀也でも、今日という日が近づくにつれてうれしそうに今日の事を話すようになった。
楽しい未来があれば人は元気になれる。
それを実感した。
「陽葵…本当にきれい…」
顔を出したママは、私の姿を見て瞳に涙を浮かべながらうれしそうに微笑んでいた。
その横ではパパも必死に涙をこらえて私まで泣きそうになる。
だけど今日は泣かないと決めた。
素敵な笑顔で写真を撮って、素敵な一日にしたいと思っていたから。
そこまで大事(おおごと)にする気はなかったけど、ママがどうしてもちゃんとしたモノを着せてあげたいと何度も試着して決めたドレス。
化粧をしてティアラを付ければ、私はこの世で一番幸せな花嫁になる。
これからパパとバージンロードを歩いて友紀也の元に行き、手を取り合って神に未来を誓う…
この話をした時、友紀也は戸惑い、余計に辛くなるだけだとまたしても首を縦にはふらなかった。
それを説得して、学先生も参列するということで外出も許可を得られた。
渋々と賛成した友紀也でも、今日という日が近づくにつれてうれしそうに今日の事を話すようになった。
楽しい未来があれば人は元気になれる。
それを実感した。
「陽葵…本当にきれい…」
顔を出したママは、私の姿を見て瞳に涙を浮かべながらうれしそうに微笑んでいた。
その横ではパパも必死に涙をこらえて私まで泣きそうになる。
だけど今日は泣かないと決めた。
素敵な笑顔で写真を撮って、素敵な一日にしたいと思っていたから。