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ずっと傍に……
第23章 最良の日…

「もう…今日の主役は陽葵でしょう?そんな顔をしてバージンロードを歩くの?友紀也さんの元に行くの?」

ママの言葉に首を横に振ると、ママは私を抱きしめてくれた。
そして私とママをパパが大きな両手で抱きしめ包んでくれた。
本当に、このふたりの娘でよかったと思う。
友紀也を紹介した時にパパに猛反発してしまったけど、そのパパも友紀也を認め今では優しく見守ってくれる。
それから化粧をなおした後、教会の前まで移動して、カチコチに緊張しているパパと腕を組んだ。

「パパ…あの時は、酷いこと言って家を飛び出してごめんなさい」

一度は謝りたいと思いながらタイミングがなくて言えなかった言葉を口にした。
パパは、ゆっくりと振り向いた。

「幸せか?」

一言だけ呟き、その言葉に頷くと優しい笑顔を向けてくれた。

「陽葵が幸せならそれでいい…今日は笑顔でいてやんなさい…」

その言葉に頷くと同時に、目の前の大きな扉が開いた。
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