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ずっと傍に……
第23章 最良の日…
今日の為に集まってくれた千佳、咲、めぐちゃん、大地くん、学先生、そして唯一私たちの事を知っている小林先生。
友紀也の理解者で親友の竹吉さんと直海さん、そして初めて会うもうひとりの友達甲斐田さん。
ママと蒼と学先生が大きな拍手で迎えてくれた。
そして目の前には白いタキシードを着た友紀也が志保さんに支えられて立っていた。
少し痩せたとはいえ、長身の友紀也は完ぺきに白馬の上の王子様。
そこだけがキラキラ輝いているかのように私の瞳には映っていた。
見惚れている私はパパに促されてママの前でベールダウンをしてもうら。

「幸せになりなさい…」

そう、小さく…本当に小さく言葉を添えて送り出してくれた。
バージンロードを一歩一歩歩き、今までの事を思い出す。
それは素敵な思い出ばかりだった。
本当に私はパパとママに愛されて育ったんだと自覚する。
そして、友紀也の元に辿り着いた。
友紀也は穏やかな表情で見つめてくる。
その表情を見ると、この結婚式を挙げたのは間違いなかったんだと思う。
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