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ずっと傍に……
第23章 最良の日…

「お疲れ様。疲れてない?」

「少し疲れましたが…幸せな一日でした…陽葵…素敵な一日をありがとう」

私の隣に座りながら私の肩に手を回し引き寄せた。

「私の方こそありがとう…それとね…もう一つお願いがあるんだ」

バックの中から、挙式前にママから受け取った封筒を友紀也に渡した。

「証人の欄にパパと志保さんの名前を書いてもらってる。もちろん私の名前も書いてある…あとは友紀也の名前を書くだけ…帰りに出して帰りたい…今日から桜木陽葵になりたい」

そう伝えれば、何を言いたいか分かった友紀也は渋い顔をして封筒の中身を取り出した。

「お父様とお母様は納得されているんですか?」

「うん…もしも同じ立場だったら同じ事してただろうって…私が悔いが残らないようにしなさって。あとは友紀也と相談して決めればいいって言ってくれたの。これが私の願い…戸籍を傷つけるとかそんなの関係ないの。ただ…正真正銘、友紀也の奥さんになりたい…友紀也と家族になりたい」

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