この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ずっと傍に……
第23章 最良の日…
「足りないって顔してますね…」
唇が離れると友紀也は意地悪な顔をしていた。
久しぶりに見る意地悪モードの顔にドキドキして益々欲しくなる。
「我慢してください。それより、婚姻届けを出して病院に戻りましょうか」
疼く身体を抑えてパパの車で役所に向かった。
ドキドキしながら婚姻届けを出すとあっさりと受理されて拍子抜けして、パパとママに話すとそんなものよと笑った。
「友紀也くん。身体の方は大丈夫かい?辛くなったら車止めるから言いなさい」
「ありがとうございます…ですが大丈夫です…今日は気分が良く身体も軽い気がしています」
友紀也は直ぐにやせ我慢するからと顔を見ると、疲れた感じは多少しても大丈夫そうで安心した。
そして、病院に到着すると看護婦さんたちから祝福を受け、幸せがいっぱい舞い込んできた。