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ずっと傍に……
第23章 最良の日…

「…はい…友紀也が具合悪そうだったらナースコース押します…でも先生?面会時間終わりでしょう???」

「その事は友紀也から聞くといい…素敵な夜を過ごしなさい…おめでとう陽葵くん…友紀也」

そう言って学先生は病室を出て行った。
意味も分からない私は友紀也に説明を求めるとベッドに座るように言われ、フワフワのベッドに腰を下ろした。

「今日は素敵な一日をありがとう」

「ううん…私の方こそ、婚姻届けを出すことに賛成してくれてうれしかったよ…今日から私は桜木陽葵…なんだよね」

「そうですよ。今日からは桜木陽葵…僕の妻です」

友紀也の口から言われると少し恥ずかしい。
それでも正真正銘の家族になれてうれしかった。

「式を挙げた日の夜…何をするか知っていますか?」

その言葉に首を傾げると、そのまま身体をベッドに押し倒される。

「新婚初夜…愛を確かめる夜です…明日の朝まで誰も来ることはありません…ふたりだけの空間…陽葵…愛していますよ…」

そう告げて、唇が重なり、友紀也の舌が私を襲う。
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