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ずっと傍に……
第4章 少しの変化と…

―――――…

「ヒナ!帰るよ」

下校時間になり、大地くんが迎えに来てくれた。
うれしいはずなのに、いつものように喜べない日々が続いている。
月曜日と水曜日に先生の手伝いに行くことに対して良い顔をしていない。
それでも学級委員という立場だから仕方がないよと言うと、渋々とだけど許してくれた。
それでも、私が先生の所に行くときは教室と理科室の送り迎えをしてくれる。
悪いからと断っても、「俺が安心するためだから」と引いてはくれなかった。
だから、先生と一緒にお弁当を食べることもできずに、ただ準備を手伝うだけになっていた。
気持が先生に向いているのに、今の関係を続けていることは悪いとは分かっていても…あの笑顔をみたら言えだせずにいた。

「水無月くん。今日、陽葵借りて良い?」

帰る準備をしていると千佳が大地くんに声をかけた。

「千佳?」

「水無月くん。ごめんね…ちょっと陽葵に相談したいことがあって…学校じゃできないから家で相談したいんだ…いいかな?」

「相談?…仕方がないね…じゃ、ヒナ、また明日な」

少し渋い顔をしながらも、2人の目の前で触れるだけのキスをして大地くんは帰ってった。

「千佳?どうかしたの?彼氏と何かあった?」

心配で千佳に聞くと、う~ん…とうなりながら「とりえず家に来て」とだけしか言わなかった。
だから、私と咲は何も聞かずに千佳の家について行った。
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