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ずっと傍に……
第2章 先生が好き…
「田崎さん、ご兄弟は?」
「私?弟が一人…先生のところみたいに仲良くないんですよ。わがままで身勝手で、私の事、姉と思ってないんです。『陽葵』って呼び捨てにするし…」
少し不機嫌に答えると先生は私の背中をポンポンと叩く。
最近、こおやって、少しずつだけど触れてくれることが多くなった。
このボディタッチに意味はないと分かっていても、先生の手に触れられていると思うだけでうれしかった。
「今はそんな感じかもしれませんが…大人になったら良い関係になれますよ。…それよりお弁当を食べないと本当に昼休みが終わってしまいますよ。」
先生のプライベートの話に夢中で箸が止まっていたことに気がついて、慌ててお弁当を食べ始めた。
楽しい時間はすぐに終わって寂しくなる。
もっと先生と一緒にいたい。
もっと先生と触れ合いたい。
その思いは募るばかりだった。
「私?弟が一人…先生のところみたいに仲良くないんですよ。わがままで身勝手で、私の事、姉と思ってないんです。『陽葵』って呼び捨てにするし…」
少し不機嫌に答えると先生は私の背中をポンポンと叩く。
最近、こおやって、少しずつだけど触れてくれることが多くなった。
このボディタッチに意味はないと分かっていても、先生の手に触れられていると思うだけでうれしかった。
「今はそんな感じかもしれませんが…大人になったら良い関係になれますよ。…それよりお弁当を食べないと本当に昼休みが終わってしまいますよ。」
先生のプライベートの話に夢中で箸が止まっていたことに気がついて、慌ててお弁当を食べ始めた。
楽しい時間はすぐに終わって寂しくなる。
もっと先生と一緒にいたい。
もっと先生と触れ合いたい。
その思いは募るばかりだった。