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ずっと傍に……
第24章 正直になれなくて…

―…

――…

――――…

「もしもし…パパ?」

夜になって私はママではなく、パパに電話をかけた。

「どうした?」

「うん…ママに酷い事言って私…」

口ごもる私に、パパは優しく話しかけてくれる。

「…聞いたよ。そっとしておきなさいと言ってはいるんだが…陽葵が心配で仕方がないんだ…。言わないでくれと口止めされてるんだが……最近うなされるようになってな…陽葵が友紀也くんの後を追って逝く夢を見るらしい…だから毎日足を運んで…嫌われるのを分かっているのに帰って来いと言ってしまう…陽葵も辛いだろうが…ママも辛いんだよ…それは分かってやって欲しい」

「私知らなくて…」

初めて聞く事に、困惑する。
私が友紀也が消えてしまう夢を見るように、ママは私が死ぬ夢でうなされる。
起きた時の恐怖を知っているだけにママの想いも分かる。
それでも…今はママを気遣っている余裕は私にはなく、また同じことを繰り返してママを傷つけてしまうのが怖い。
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