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ずっと傍に……
第24章 正直になれなくて…
「おもちゃの方が良いと言われたらショックでしたが…僕の方が気持ちがいいのなら、もっと気持ちよくしてあげますよ」
徐々に早くなる動きに、私の息もあがりはじめた。
いつもと違う場所に当たり、またいつもと違う快感が私を支配する。
もっと欲しいと、自分から腰を動かし始めた時だった。
ピンポーン
インターホンがなった。
それを耳にしながら、ユキも私も止まる気はない。
「…ソコッ…いいのっ…もっと」
「ここですか?…いいですよ…もっと乱れてください」
パンパンパンと肌がぶつかり合う音と乱れる息遣いに気持ちも昂り始めた。
ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン
しつこくなるインターホンに、さすがにユキの動きが止まった。
やめるの?という瞳でユキをみあげると、するりと私の中から抜け出して、相手を確認するためにリビングに向かった。
「女性ふたり…千佳さんと咲さんじゃないですか?…陽葵を心配してきてくれんでしょう…エントランスのドアを開けましたよ」
「えっ…嘘ッ!!」
ユキの言葉に慌てた私は急いで洋服を着て身だしなみを整える。