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ずっと傍に……
第4章 少しの変化と…
「咲の言う通り…何でも話してよ…相談にも乗るし…辛そうな顔してる陽葵見るのがつらいよ…陽葵気がついてる?最近…自分が笑ってないって…」
「…笑ってるよ…」
「そうだね…笑ってるね。…だけどさ。笑ってるんだけど…フッとした瞬間に辛そうな顔するんだよ。何かあったんだろうなっては分かるけど…陽葵…全然相談してくれないし…だから無理やり連れだしたんだ…陽葵?話しなよ…そこから見えてくるモノだってあるよ」
千佳の言葉に涙が出そうになる。
話さなくても気がついてくれていたということに驚きと感謝しかない。
「……あのね……」
ふたりの優しさに甘えて、ぽつりぽつりと話し始めた。
あの日…
先生と村上先生が楽しそうに話していて嫉妬してしまった事。
それを忘れるために、大地くんに抱かれようとしたこと。
コンドームを付けずにしようとした大地くんに怖くなり途中でやめたこと。
先生に、大地くんとのキスを見られていたこと。
そして、やっぱり先生が好きなんだと自覚してしまった事を全て話した。
ふたりは、口を挟まず、私の背中を擦りながら聞いてくれた。
「…笑ってるよ…」
「そうだね…笑ってるね。…だけどさ。笑ってるんだけど…フッとした瞬間に辛そうな顔するんだよ。何かあったんだろうなっては分かるけど…陽葵…全然相談してくれないし…だから無理やり連れだしたんだ…陽葵?話しなよ…そこから見えてくるモノだってあるよ」
千佳の言葉に涙が出そうになる。
話さなくても気がついてくれていたということに驚きと感謝しかない。
「……あのね……」
ふたりの優しさに甘えて、ぽつりぽつりと話し始めた。
あの日…
先生と村上先生が楽しそうに話していて嫉妬してしまった事。
それを忘れるために、大地くんに抱かれようとしたこと。
コンドームを付けずにしようとした大地くんに怖くなり途中でやめたこと。
先生に、大地くんとのキスを見られていたこと。
そして、やっぱり先生が好きなんだと自覚してしまった事を全て話した。
ふたりは、口を挟まず、私の背中を擦りながら聞いてくれた。