この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ずっと傍に……
第24章 正直になれなくて…

「んっ…。…陽葵の気持ち分かってるよ。昨日の言葉は本心じゃないって分かってるから大丈夫だよ。陽葵の気持ちが落ち着いて話せるようになったら会って話しよう?」

咲の心遣いがうれしくて涙が零れてくる。
ポタポタとタイルに落ちる涙を見て、咲はもう一度抱きしめてくる。

「LINEはしようね。返事返さなくてもいいから既読はつけてね。陽葵の生存確認…。それにLINEだけでも繋がってないと…陽葵、会いづらくなるだろうからね。」

そう言い残して咲は帰って行った。
私は、その場に座り込み声を殺して泣いた。
冷たい言葉しか浴びせていないのに、私を心配してわざわざ足を運んでくれた。
こんなにも思ってくれているのに、ありがとうの一言も言えなかった。

「良い友達を持ちましたね」

ユキが後ろから抱きしめて、良い子良い子と頭を撫でてくれる。
その嬉しさに今度は声を出して泣いた。
その泣き声を、廊下で咲が聞いていたなんて知らなかった。
/1528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ