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ずっと傍に……
第24章 正直になれなくて…
スーパーから遠ざかる車の中で、何回も何回も振り向きユキを探したけど、ユキはどこにもいない。


―――――戻ってくるよね…一緒に歩いてお店まで来たんだから帰り道分かるよね…


見えなくても近くで見守ってくれる事はあっても、離れる事のなかったユキに言いようのない不安が押し寄せて来る。
このまま帰って来なかったら?
友紀也みたいに私の前から姿を消したら??
ドキドキと胸の鼓動が早くなり、嫌な汗が額から流れ落ちていた。

「陽葵ちゃん…大丈夫?」

押し黙っている私の変化に気がついたのか、竹吉さんがバックミラーをチラチラと見ながら声をかけてくれた。

「陽葵ちゃん??」

「大丈夫です…久しぶりに外に出たので…疲れただけですから…」

慌てる直海さんたちに心配かけまいと笑顔を作って対応した。
ユキの事が心配でも、ユキの存在がばれるわけにはいかなかった。
友紀也が亡くなって一か月もたっていないのに、男の人と一緒に住んでいることは絶対に知られてはいけない。
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