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ずっと傍に……
第25章 約束…
罵声を浴びせる蒼に驚き、怖くて黙っているとクッションを投げつけられた。
それを拾いながらフローリングに座り込みクッションを抱きしめて俯く。
正直、どうしたらいいのか分からなかった。
今まで冷たい態度を取られたこともあった。
一言も喋らない時期もあった。
だけど、こんな牙を剥きだしにしたような態度が初めてで戸惑っていた。
というより、突き放されたことが悲しかった。
それが私がみんなにしていたことだなんて気がつきもしなかった。
「なぁ…陽葵…。…陽葵が辛いのも分かるよ。簡単に普通の生活に戻れないのも分かる。だけどさ…お前がそんな態度続けるなら…みんな離れていくよ。今は気遣ってくれてるけど、それに甘えて自分の気持ちばかり押し付けてたら、千佳さんも咲さんも離れていくよ…それでもいいのかよ」
しばらく黙っていた蒼は、先ほどとは違って落ち着いた声で話しかけてきた。
顔を上げると、悲しそうな表情をして私を見つめていた。
それを拾いながらフローリングに座り込みクッションを抱きしめて俯く。
正直、どうしたらいいのか分からなかった。
今まで冷たい態度を取られたこともあった。
一言も喋らない時期もあった。
だけど、こんな牙を剥きだしにしたような態度が初めてで戸惑っていた。
というより、突き放されたことが悲しかった。
それが私がみんなにしていたことだなんて気がつきもしなかった。
「なぁ…陽葵…。…陽葵が辛いのも分かるよ。簡単に普通の生活に戻れないのも分かる。だけどさ…お前がそんな態度続けるなら…みんな離れていくよ。今は気遣ってくれてるけど、それに甘えて自分の気持ちばかり押し付けてたら、千佳さんも咲さんも離れていくよ…それでもいいのかよ」
しばらく黙っていた蒼は、先ほどとは違って落ち着いた声で話しかけてきた。
顔を上げると、悲しそうな表情をして私を見つめていた。