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ずっと傍に……
第4章 少しの変化と…

―――――…

「大地くん。…これ以上は…つきあえない。本当にごめんなさい」

心が決まれば早い方が良いと言われて、次の日の放課後、教室で大地くんに別れを切り出した。
こんな話をされると思っていなかったのか、大地くんは目を丸くして驚いていた。

「なんで…急に…」

動揺しているのか、大地くんの顔を引き攣り少し怖い…

「ごめん…なさい…もう、つきあえない」

それしか言えなかった。
本当の事なんて絶対に言えない…

「もしかして…桜木?……昼休み手伝うようになって…ヒナ…少し変わった…」

「…先生は…関係ないよ…」

図星を突かれて動揺しそうになり、慌てて否定する。
それでも私の表情から何かを探ろうと、私の顔をじっと見つめていた。
少しの沈黙のあと、大地くんは、はぁ~と息を吐いて言葉にする。

「…本気で…思ってるわけ?…俺と…別れたいって…」

「…ごめん…」

「桜木が原因じゃなければ何?」

「それはっ……」

別れる原因が先生なだけに、他に返す言葉が浮かばなかった。
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