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ずっと傍に……
第25章 約束…
私の言葉に、蒼は立ち上がって、私の腕を引っ張ってソファーに座らせた。
その横に座った蒼は紙袋をテーブルの上に置いて中身を取り出した。
それは最初の頃にママが持ってきていたタッパで、中には私の好きな物がたくさん入っていた。
「母さんから。今日、陽葵のところに行くって言ったら朝方近くまで作ってた。…自分が行っても会ってくれないから持って行ってほしいって…母さん…ずっと陽葵の事ばかりだ…陽葵の事ばかり考えてる……最初も言ったように陽葵の一言で救われるんだ、電話が無理ならLINEでもいい…送ってやってくれ」
その言葉に頷いて寝室にスマホを取りに行った。
寝室のドアを開けると珍しくユキがベッドの上でくつろいでいた。
「隠れていなかったんだ」
「ここにいれば隠れる必要はないでしょう。それより、はい」
リビングでの会話が聞こえていたのかスマホを渡してくれた。
「良い機会を与えてもらえましたね。怖がらずに一歩前に進みましょう」
軽く私を抱きしめて背中を押してくれた。
その手が暖かくて勇気を持てた。
その横に座った蒼は紙袋をテーブルの上に置いて中身を取り出した。
それは最初の頃にママが持ってきていたタッパで、中には私の好きな物がたくさん入っていた。
「母さんから。今日、陽葵のところに行くって言ったら朝方近くまで作ってた。…自分が行っても会ってくれないから持って行ってほしいって…母さん…ずっと陽葵の事ばかりだ…陽葵の事ばかり考えてる……最初も言ったように陽葵の一言で救われるんだ、電話が無理ならLINEでもいい…送ってやってくれ」
その言葉に頷いて寝室にスマホを取りに行った。
寝室のドアを開けると珍しくユキがベッドの上でくつろいでいた。
「隠れていなかったんだ」
「ここにいれば隠れる必要はないでしょう。それより、はい」
リビングでの会話が聞こえていたのかスマホを渡してくれた。
「良い機会を与えてもらえましたね。怖がらずに一歩前に進みましょう」
軽く私を抱きしめて背中を押してくれた。
その手が暖かくて勇気を持てた。